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今月の特集

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2003年4月

シンガポール生活の常識(5)

昨年3号にわたって掲載したこの企画。
ご好評につき、今年も3号続けてお届けします。
せまいシンガポール、住んで1年もたつと全て判ったような気になります。
しかし、ちょっと視野を広げると、思いがけない光景が見えてきます。
アナドレナイゾ、シンガポール。
大ネタ、小ネタ、玉石混合で・・・・。
(ご希望のテーマがございましたら、パルティ編集部までお寄せください)


● 明治屋 四月四日オープン
サービスの継承
 リヤン・コート大丸の地下1階スーパー・マーケットを引き継いで、明治屋ストアーが開店します。開店時間は、午前10〜午後10時。食事の後でも買い物ができる、家族連れはもちろん単身赴任者にもうれしい、ゆとりの営業時間です。
 日本食料品の豊富な品揃えはもちろん、島内配達(ホーム・デリバリー)、海外への日本食材配送(シンパック)、「ポイントカード」の特典などなど、好評だった大丸のサービスは、明治屋にも引き継がれます。

創業明治18年
 明治18年、明治屋は横浜で船舶への食料品を中心とする必要資材の納入業、食料品の卸および小売業、欧米の著名酒類や食料品の直輸入業をスタートさせました。  創業者の磯野計は、郵便汽船三菱会社(現、日本郵船)の新造船「横浜丸」を英国のグラスゴーから横浜へ事務長として回航したハイカラさん。西洋の食品を文明開化の日本に紹介する事業をはじめたわけです。
 ビールの国産化のために麒麟麦酒株式会社を設立し、明治屋自身も食品メーカーとしてジャム、シロップ、ジュース、フルーツ缶詰、スパゲティ、調理缶詰などの国産化に成功しました。今では約1千種類の製品群に成長しました。

明治屋ストアー 
 日本全国18店舗
 東京の京橋ストアーや広尾ストアーが高級食品・食材店として特に有名ですが、北は札幌、南は博多まで、日本全国に18店舗があります。
 明治の初期に舶来食品の紹介と国産化を使命として発足した会社が、百十八年の後、今度はシンガポールで日本食文化の紹介事業をするというのも歴史を感じさせます。
 すでに1980年から明治屋はシンガポールにシップ・チャンドラー(船舶への食料品を中心とする必要資材の納入業)部門・食品卸売部門・食品輸出入部門の現地法人があります。ストア・マネージャーの郡司さんもこの会社への駐在経験者で、いわば二度のお勤めです。

気軽にショッピング
 明治屋にとって海外店は、アムステルダムについで2店目です。日本で食料品ストアを展開する商品選択能力を活かしながら、現地の人々にも気軽に来店してもらえる品揃え、内装、価格をいかに実現するのか、注目です。■(徳)
● じゃらん2「譲ります」の舞台裏
 『パルティ』の超人気コーナー、じゃらん2の「譲ります」はご家庭で不要になったものを破格値で譲るシステム。巷(ちまた)で話題を呼んでいます。
 本帰国のため3月号に電気製品を掲載した筆者が、譲る側からの体験談を一挙公開。傾向と対策を交えて紹介します。

夕飯は出前?
 発行日の午後は夜8時すぎまで電話が鳴りっぱなし。はっきり言って夕飯の支度はできません。

通訳付きのシンガポーリアン
 シンガポーリアンのご夫婦が年輩の日本人女性を通訳に「今から商品を見に行きます」とやってきました。どうやら車であちこち回っている様子。
 玄関先で見せていると「実際に電源を入れて試したい」とズカズカと夕食中の室内に入り、他の電化製品や家具にも触って「これも欲しい」と言い出す始末。
 この態度をみて、すっかり売る気がなくなったところに値段交渉が始まり、しつこくディスカウントを要求します。
 詰めの段階で日本人女性が「だったら30分前に見たあっちの方が……」。秋葉原等で電化製品を買う際「隣のお店はもっと安いわよん」と言うような、いわゆるひとつの値段交渉だったのでしょう。間髪入れずに「どうぞそちらで」と申し上げました。

毎月1日は「譲ります」集会
 どうやら毎月1日、『パルティ』持参で集まっている主婦達のグループがあるようです。一人では電話しづらいけれど、皆で集まってわいわいガヤガヤ。誰かが代表で電話をしてくれて、欲しいものをゲットできればラッキー!
 代表者が電話で商品のブランド名と機能を聞きます。そばにいる数名の主婦達に詳細を伝えると「あっ、それ私買う」と言う声が聞こえてきます。複数の人が同じものに手を挙げたらオークションでも始まるのでしょうか?
 長電話になることを覚悟の上で。

 譲る側になってはじめて垣間見えたドラマがあります。続編は5月号で。■(黛)
● 「クルマの使い方」の新提案 所有から共有へ
5ヵ所の専用駐車場(ポート)と27台のシビック
 二〇〇二年3月、「新しい移動の足」としてHonda ICVSシンガポールは、15台のシビック・ハイブリッド(ガソリン・エンジンを主動力としモーターが走行状況に応じてアシストする車)を3ヵ所のポートに配してスタートしました。会員はクルマを予約なしで利用でき、どのポートでも借り出しと返却ができるという画期的な共同利用システムの誕生です。
 昨年10
月、事業規模は配車27台、ポート5ヵ所へと拡大しました。創業時約50名だった会員も現在は170名に増加しています。「いつでも利用できるクルマがある」という快適な暮らしを、共同利用という知恵で、資源の有効活用を図りつつ実現する。そんな夢が着実な歩みをみせています。

タクシー利用よりお得 !?
 年会費300ドル(月払い25ドル)、デポジット
100ドル。昼間の利用料金は、時間に応じた従量制ですが、夜間利用と週末利用は昼間と同様に始まり上限がある定額制です。これらに使用距離に応じて従量料金30セント/kmが追加されます。ガソリン代、保険代は利用料金に含まれます(ERP代は利用者負担)。平均的な利用モデルの試算を見ましたが、移動手段としての総経費は、所有車、レンタカーはもちろん、タクシー利用よりも安くなります。

利用者
 個人利用では、まず会員になり、日本から家族やお客が来たときにヘビーに利用するケースが目立ちます。つまり「必要なときだけ使う」という使い方です。社有車の一部をICVSに切り替える法人もあります。顕著なコスト・カットになるからです。

所有欲を超えられるか
 シンガポーリアンにとって、クルマは移動手段を超えたステータス・シンボルという要素があります。経済合理性(経費が安くなる)や環境合理性(環境にやさしい)が、所有欲を超えられるかどうか? 注目です。■(徳)
● Thank you for グルメ・カルトクイズ
回答総数 445通
 本誌12月号「グルメ・カルトクイズ」には、たくさんのご応募をいただきました。
「次回はぜひ取り上げてほしいお店」は食材・国籍・エリア・スタイル別と多岐にわたりました。また、具体的な店舗名をあげた方も多く、その数は152店に及びました。
 いかにシンガポールが「食」に関して充実しているかのあかしではないでしょうか。

やはり胃袋は日本人?
「こんなお店がシンガポールにあったらうれしい」という質問には千差万別のご意見がありました。
 シンガポールは他のどの国にも増して日本食の充実度は高いと思われますが、そこはやはり日本人、あくことない日本食へのこだわりの念は大変強く、マニアックでさえありました。
 豆腐・串焼き・天ぷら等の専門店、日本風のカフェ、日本酒や鹿児島焼酎の飲める店、和菓子屋、日本の味のケーキ屋…というように、「日本風の」「日本の味の」という言葉が目立ちました。極めつけは「納涼屋形船」「夜泣きそば」。

探食の楽しみ
 ラーメンについては「角満」「別府麺館」。ドーナツは高島屋の「ポップドー」、クレープは高島屋等にある「Dクレープ」。和菓子はニイアンシティーB2の「源吉兆庵」など。シンガポールには多種のお店があります。日本の味を探し求めて色々と試してみるのもまた楽しいでしょう。
具体的にあげていただいた店舗の中には、シンガポールにすでにあるものもあります。「アンガスハウス」は高島屋4階に、「王将」はカッページプラザに、「無印良品」は3月21日に、ブギス西友内にオープンしました。


読者の皆様が関心の深い話題にアンケートを通じて迫ります。今後もご期待ください。■(T)
● 備えて安心。在住者向けおすすめ保険
自動車保険  
 シンガポールでは車両登録や車検の際に保険の加入証明書が必要になるため、保険加入は必須ですが、日本の自賠責(強制)と任意保険のような区分はありません。
 事故の際の処理方法も日本と大きく異なります。保険会社による示談代行サービスはありませんし、保険会社間の協定 (Knock for Knock Agreement) があり、自車両の損害については自分の保険会社に請求するという考え方が一般的です。そのため車両損害も補償する総合的な自動車保険 (Comprehensive Cover) への加入が無難です。
 シンガポール国内で自動車事故(物損)に遭った場合、自動車損害査定機関IDAC (Independent Damage Assessment Centers) に事故車を24時間以内に搬入する必要があります。

ゴルファー保険
 ゴルフを安心して楽しむためにゴルファー保険へのご加入をお勧めします。ゴルファー保険はプレーまたは練習中の第三者への賠償責任保険、ゴルフ用品の損害、ホールインワン等の補償内容になっていることが一般的です。保険会社によって適用地域が限定されている場合がありますので確かめてください。

住宅保険
 賃貸コンドミニアムに入居の場合はHouse Holders Insurance等に加入されることをお勧めします。
 補償内容は、火災、落雷、ガス爆発等によるご自身の家具等の損害が中心。一般に第三者や家主への賠償責任保険がセットになっています。日本では失火責任法により隣家へ延焼に関しても賠償責任は発生しませんが、シンガポールにはこのような法律はありませんので、万が一に備えての第三者賠償責任保険も十分に手配することをお勧めします。

海外旅行保険
 国外へ出かける際は、海外旅行保険に加入することをお勧めします。
 ケガによる死亡・後遺障害、ケガ・病気の治療費の他、旅行中のバッグの盗難保険等もオプションで加入可能です。

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