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今月の特集

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2003年3月

シンガポール生活の常識 (4)

昨年3号にわたって掲載したこの企画。
ご好評につき、今年も3号続けてお届けします。
せまいシンガポール、住んで1年もたつと全て判ったような気になります。
しかし、ちょっと視野を広げると、思いがけない光景が見えてきます。
アナドレナイゾ、シンガポール。
大ネタ、小ネタ、玉石混合で・・・・。
(ご希望のテーマがございましたら、パルティ編集部までお寄せください)


● さよなら大丸 引き継がれるサービス 明治屋へ
お世話になりました 
 「クオリティが高く、いつも新鮮で、ホスピタリティあふれる百貨店」の実現をモットーに、1983年、大丸シンガポールリャンコート店が開店しました。以来20年間にわたり、在星日本人の生活になくてはならない存在でしたが、残念ながら今月30日をもって閉店となります(リャンコート店地下以外の売場は16日まで)。
 東南アジアNo1を誇る日本食料品の豊富な品揃え、安心の長時間営業など、魅力たっぷりのサービスを展開してきた大丸。今後は明治屋が引き継いでサービスを提供します。

最近の消費者傾向
 開店当初は35歳〜40歳くらいの女性が多く見かけられましたが、最近では20代後半〜35歳程度と若干年齢層が低くなったようです。
 昔と今の大きな違いは、お客様がスーパーの使い分けをするようになったこと。 ジューシーな牛タン、粘りの強いジネンジョ、出来たての風味が美味しい大丸自家製豆腐など、他では手に入らないような食品は大丸で買い、それ以外はローカルのスーパーでお安くすませるなど、賢い消費者が増えています。
 また昔と比べ、日本食に親しむ機会が増えたためでしょうか、ローカルのお客様にも日本の食材への関心が高まり、利用される方が増えました。

オーガニックフード
 消費者の健康意識が高まりつつあるものの、シンガポールではなかなか手に入りにくいヘルシー食。大丸では7年前より多彩なオーガニックフードのコーナーを設けました。

便利なサービス
@Home Delivery Sirvice
 シンガポール島内にお住まいのお客様対象のデリバリーサービスです。一度に沢山のお買い物をされる方には欠かせないサービスですね。
ASinpack
「シンパック」とは、日本食品の入手が困難な国にお住まいのお客様に肉・魚・卵などの生鮮食品を含む、食料品をお届けするサービスです。はるばるパキスタンから買い出しに来られるお客様もいるほどの人気サービスです。
Bポイントカード
 買い物金額に応じポイントが貯まる、「ラビーカード」をはじめ、会員へのお買い物情報や、特別優待企画のご案内等。
 これらも明治屋に引き継がれます。

あとひと月、よろしくお願いします。
● シンガポールをギュッとまとめてDFS New Open
スコッツに小さな シンガポール登場
 DFS(デューティフリーショップ)ギャラリアがオーチャードエリアに移転し、グッと便利になりました。
 テーマ別に分けられた各階の内装や店内のディスプレイを見て回るだけでも楽しめます。
 特に1階のお土産・雑貨コーナーは建物の中に中国オペラの舞台やインドやマレーの寺院等、シンガポールの有名な建物が再現されていて圧巻です。
 また、中2階のシンガポール最大の「スープ・レストラン」もテラスハウスの裏庭のイメージに造られていて、日本からやってきた知人を連れていけば、お手軽にシンガポールの雰囲気を知ってもらえそうです。

じっくり楽しめるのは、 在星者の特権!
 旅行者に便利なDFSですが、どうしてどうして、シンガポール在住の私たちにとっても魅力いっぱいです。
 ブテイックの品揃えは、専門ごとのバイヤーが仕入れているために他店とは品揃えが違います。
3階の「グルメ・セラー」にはワインがぎっしりと並び、お持ち帰りは表示価格の13%引き。ワインのすぐ横には世界各国のおつまみがあり、キャビアやフォアグラにまじって、我らがししゃもも発見しました。すぐに試したい方は隣のバーで飲むこともできますし、簡単なおつまみもオーダーできます。 お買い物に疲れたら、2階の「ケンコー・ウェルネス・スパ」(足裏マッサージ)や「ザ・ネイルプレース」(ネイル・25ドル〜、お手入れ・15ドル〜)を試してみてはいかがでしょうか。
 1階のお土産ショップの品揃えは豊富で、一時帰国の際もお土産を求めてあちらこちらを見て回る必要はなくなりそうです。
 「DFS Only」のマークを頼りにDFSオリジナルパッケージ商品を探してみるのも一興でしょう。
 3階の所々に飾られた地元アーティストの作品をご希望の方には日本への発送も可能です(送料は価格の10%)。
 2時から6時の間は旅行者で大変混みます。在星の特権を生かしてその時間帯をはずして行くことをお勧めします。
特典いっぱいのVIPクラブ
VIPクラブのメンバーになると、お酒、たばこは免税価格から更にそれぞれ15%、10%引きと大変お得。一般商品も最高10%値引(対象外商品有り)等たくさんの特典があります。
 メンバーカードはダイナーズクラブとの共通カードと割引のみのVIPカードの2種類があり、VIPカードはファックスのみの簡単な手続きで、お手軽に加入できます。
● ちょっと寄り道 隣の芝生 ANAの寄り道きっぷ
元気を創造する
 シンガポール経済は、一昨年のITバブルの崩壊と、米国中枢部同時多発テロの影響という危機的な状況は脱したものの、復興の手ごたえは確かとはいえません。
 一方、中国各地は絶好調。東南アジアでも、タイやベトナムが元気です。バンコクは、日系企業や在留邦人数が下げ止まり、日本人学校の児童・生徒数も急増中です。
 日本へ一時帰国する際、その往路か復路で、このような都市のひとつに寄り道してはいかがでしょう? シンガポールと日本のスタッフだけでは煮え詰まってしまって打開できない課題でも、これら各地の人々や駐在する日本人との出会いによって、よいヒントを得られることがあります。
 また現地の知り合いとあえて接触せずに、自分の目と足で観光や視察をすると、思わぬ発見があります。その中には、比べてはじめて分かる、日本やシンガポールの長所の発見もあるでしょう。
シンガポールと寄り道都市間は、シンガポール航空便等を利用します。シンガポール航空は、世界に数ある航空会社の中で数少ない「勝ち組」です。どの路線でもエコノミーだけでなく、ビジネスクラス客をうまく集めています。そのマーケッティングやサービスやシステムは、他業種であっても参考になるはずです。

思い切ってビジネスクラス
 寄り道きっぷにはお得なビジネスクラス料金があります。往路の夜行便はなんといってもビジネスクラスのシートが楽ですし、厳選されたワインはもちろん、北の誉、久寿玉、大河の一滴(焼酎)など、酒好きには「ムフフ」のラインアップが楽しめます。下戸の私は生麺タイプのうどんがお気に入りです。カップではなくどんぶりに入って、到着の1時間前まで頼めます。
シンガポール航空のラッフルズクラブ・ラウンジは、一度体験する価値があります。飲食メニューが豊富で、サービスもグット。
エアージャパン
シンガポール・関空便にはエアージャパン便が就航しています。同社は親会社と機体を共有し、自前のアテンダントでフライトを運航します。エアージャパンの社員は「機内サービスでANAを凌ぐ」ことを目的としているそうで、低コストかつ高品質を目指すビジネスモデルとして、他の産業においても活用できそうです。
● カンパニー・ディナーに最適 !? なべ料理
歓送迎会のシーズン到来 !
 現地スタッフを抱える企業の幹事さんには頭の痛いシーズンです。マレー系のスタッフがいると豚肉をはじめイスラム教の食べ物タブーがあり、インド系では牛肉がほとんどダメで、ジャイナ教徒はベジタリアンです。
 仏教徒の一部とイスラム教徒のほとんどはお酒が飲めません。

どうしてタブーに?
 イスラム教の聖典コーランに「なんじらが食べてはならぬものは、死獣の肉、血、豚肉……」と書かれています。しかし、理由は書かれていません。
ユダヤ教が禁じているのを引き継いだという説もありますし、マホメットの時代に豚の伝染病がはやっていたという説、豚は穀物を食べ人間と食糧確保の上で競合するからという説もあります。
「理由も分からないのに…」というのは日本人的考え方で、敬虔(けいけん)なイスラム教徒は素直に従います。
実は魚についてもタブーがあります。ユダヤ教の戒律で、「鱗(うろこ)や鰭(ひれ)がない魚」(うなぎ、なまず、たこ、いか、かに、えび、さめ、鯨)を食べるのを禁じています。これを引き継いでイスラム教各派の中にはその一部をタブーとするものもあります。
イスラム教とユダヤ教の戒律が同じというのは、イスラム教国とイスラエルの仲の悪さを知っている私たちには奇妙に見えますが、イスラム教はユダヤ教の「旧約聖書」も聖典としていますので、このようなこともあるのです。
しかし、マレーやインドネシアの回教徒は、魚についてはあまり気にしないようです。

カンパニー・ディナー
従来、多民族のスタッフとのカンパニー・ディナーは、ビュッフェ形式にするのが一般的でした。「イスラム教徒も食べられる中華料理」もあり、クアラルンプールには、結構おいしいお店がありますが、シンガポールではまだ中国人も投げ出すくらいマズイ。
しかし最近、「日本式の鍋料理にしたら大好評だった」という声を聞きます。シンガポーリアンには、日本料理イコール高級料理というイメージがあり満足度も高いのでしょう。南都、千都、寿などの日本レストランでは、大人数の鍋料理に対応できるスペースを用意しています。
白身の魚の鍋料理はイスラムの戒律にも適応しますし、えび・かに鍋も事実上OKです。お刺身を食べるシンガポーリアンも増えてきました。
日本の鍋料理は、シンガポールのカンパニー・ディナーのメニューのひとつとして定着しようとしています。
● グルメ・サファリ・エクスプレス
ジャングルでの本格ディナー
 ヘミングウエーの小説に出てくるようなサファリ・ディナーがフルコースで楽しめます。しかも、ケニアなど中部アフリカのサバンナ気候とはちがう熱帯雨林地域でのサファリ。世界中探してもここでしか体験できません。
 ウエルカム・ドリンクはつり橋のたもと、アペタイザーはトラムで移動しながら、そしてメーン・コースはキリンを眺められるポイントで停車してゆっくり味わいます。
 お一人150ドル++で、12人が最低挙行人数。36名までOK。ガイド付き(日本語ガイドの場合は別料金)2時間半のコースで、ドリンク(ビール、ワイン、ジュース、ソフトドリンク)は飲み放題。メーン・コースの仕込みのため72時間前の予約が必要です。
 ハリウッド・スターが身内4人で12人分を支払って借り切ったり、欧米の優良企業が戦略会議の合間に利用したりと、おしゃれな使い方をされています。30分単位で、ご希望の動物のアテンド(有料)もしてもらえます。ちなみに1番人気は、象さんだそうです。

世界最初のコンセプト ナイトサファリ
シンガポールの都心から車で30分足らず。そこに40ヘクタールに及ぶ、野生動物の楽園があります。2年半の歳月と、六千万シンガポール・ドルを費やして完成しました。ここにはアフリカ、南米、アジアなどに生息する約千頭の夜行性の動物が飼育されています。
夜行動物の習性を夜に見せるという、世界最初のコンセプトが、1994年5月の開園以来、世界中からの観光客を魅了し続けています。特に日本人には好評で、入園者は毎年20万人にも及びます。もちろん全ての国のトップです。
この仕事を始めて世界が変わりました ミラー・雅子さん
ミラー・雅子さんは、計画段階からナイトサファリのプロジェクトにかかわり14年。今では、自然動物園、ナイトサファリ、ジュロン・バードパークの3つの施設を統括する「ワイルドライフ・リザーブズ・シンガポール」というNPO(非営利組織)の日本人担当コンサルタントを務めています。
日本では1998年3月に「特定非営利活動促進法」(NPO法)が施行されましたが、まだまだなじみのない組織形態です。しかし、営利組織では達成が難しいミッション(使命)を果たし、参加する人に自己実現の喜びを提供する組織として注目されています。

ナイトサファリの日本語コメンテーターを募集しています。ご興味のある方は、ミラーさんまでお気軽にお問合せください。

永住権保持者希望
ナイトサファリ
詳細はアイニー、リンダまたはマサコまで
Singapore Zoological Gardens
Tel: 63608511, 63608579, 62693411
Fax: 63663309, 62698724
E-mail : info@zoo.com.sg

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