トップページに戻る  今月の特集に戻る

今月の特集

バックナンバーへ

2002年5月

日ごろの疑問が一挙解消!

シンガポール生活の常識 (2)


● 東京海上火災保険

   思わぬ賠償責任問題

 シンガポールでは日本のように乾期がなく、また暖房器具を使用しないため、火災の発生が少ないように思われがちです。しかし消防署に通報があったものだけでも年間約6000件(1日当たり約16件)に上る火災が発生しています│ Singapore Civil Defence Force 1999年調査による│。
日本では火災を発生させた場合、故意や重過失がない限り「失火法」により賠償責任は発生しません。例えば自分の家屋より出火し、隣家まで延焼した場合、延焼した隣家の損害を賠償する義務はありません。
 ところがシンガポールではこのような法律がないため、延焼による隣家の損害は全て賠償する義務が発生します。また住居を借りている場合は当該住居の損害につき、貸し主へ賠償する義務が発生します。
そのほかにも、例えば自家の窓ガラスが割れて他人に怪我をさせたり、ベランダから誤って物を落とし階下に駐車中の車を傷つけたり、あるいは通行人等に怪我をさせてしまったりといったような自分の居住敷地内で他人に損害を与えた場合にも損害賠償責任が発生します。
 2年ほど前、HDBのベランダより植木鉢が落下し、たまたま階下にいた5歳の少女を直撃するという痛ましい事故がありました。故意ではありませんでしたが、落とした本人は禁錮刑に服しています。
 もしこのような事態に直面したら、損害賠償の金額だけではなく訴訟費用や弁護士費用も発生し相当な金額を負担しなければなりません。
また、水漏れによる事故
も多く発生しています。ベランダの観葉植物の管理が不十分で、その落ち葉が排水口に詰まり、大雨がきて排水できない雨水があふれ出すというケースがありました。あふれた水は自宅のみならず階下にもおよび、階下の家財に損害を与え賠償請求を受けました。
 このような第三者に損害を与えた場合に備え、賠償責任保険または家財総合保険(賠償責任の特約が付いているもの)をご手配されることをお勧めします。相手の損害賠償金だけでなく訴訟費用や弁護士費用も限度額内で補償されますのでまずは安心です。保険の補償内容の詳細については、それぞれの保険会社へ確認してください。
● パリミキ

   シンガポールのレンズ事情

 最近、サングラスのみでなく眼鏡やコンタクトレンズもファッションアイテムとして使います。また、重量の軽いものやつけていて違和感のないものなど眼鏡やサングラスの種類も多くなり、レンズを取り巻く環境は変わってきています。
 シンガポールでも眼鏡やコンタクトをしている人が多数いますが、日本のレンズ事情とどう異なるでしょうか。
 おしゃれに眼鏡やサングラスをつけたいのならシンガポールは恵まれています。貿易都市なので欧米を中心とした人気ブランドの最新フレームを日本より早く、安く手に入れることができるからです。 
 レンズはファッションアイテムとしてだけでなく目を保護する役割もあります。赤道直下のシンガポールのような紫外線が強烈な国ではサングラスは必需品です。目も肌と同様に日焼けし、紫外線を浴びすぎると白内障の原因になるともいわれますので目のケアには十分注意しなければなりません。
 また、コンタクトレンズは日本では安全性や手入れの簡単さが考慮され、ハードコンタクトレンズを使用する人が多くいますが、シンガポールの人たちはほとんどがソフトコンタクトを使用します。 ゴミや埃が入った時の違和感やハードコンタクトをつけることにも耐えられず、装着しやすいソフトコンタクトが選ばれました。
 当然、ケア用品もソフトレンズ対応のものがほとんどですが、ハード・ソフト両方のケア用品を販売している店舗もあります。
 目の測定方法はシンガポールと日本とで大きく異なります。日本では視力を基準に1.0とか0.2とかで表現しますが、シンガポールで目の良し悪しを測るときは屈折度数で表現します。
 屈折度数とは目の光を曲げる力のことで-4.00とか+2.50という表現をします。
 もし目の検査に不安がある場合は日本人スタッフがいる店舗を探し相談してください。
 最近ではゴルフ用、運転用、コンピューター用などTPOに合わせたレンズカラーの研究が進んでいます。用途に応じたレンズを使うことは、目の負担を軽減し、目の保護に役立ちます。
● タカシマヤ
   お買い物納得情報
 オーチャードのど真ん中に広大な敷地を誇るタカシマヤ。この辺り一帯は昔、果樹園だったといいます。他の日系デパートと違い、地下のスーパーはローカル大手のCold Strageが経営しています。 日本人のみならずシンガポーリアンも豊富な食材を求めて気軽に立ち寄れるスポットです。しかし場所がオーチャードであることから、さすがに短パン姿のお客さんは見かけません。そんなタカシマヤのちょっと変わった利用の仕方をご紹介しましょう。

 食器でおなじみ、2階のロイヤルコペンハーゲンティラウンジ(ROYAL COPENHAGEN TEA LOUN
GE)では、本格スカンジナビア料理が楽しめます。 ランチは「本日のスープ」に始まって、ミニ・オープンサンドウィッチ、Tea or Coffee。ボリューム満点で$19.50。スープがケーキにかわるアフタヌーンティ$18.00もお薦めです。 オーチャードの喧騒をガラス越しに眺めながら、ゆったり座れるソファーでROYAL COPENHAGENのお皿とゆっくり時を過ごしてみませんか? 
 ショッピングのついでに、お友達との会食に、あるいは自分をリセットしたい時など、きっとリフレッシュして帰宅の途につくあなたがいるでしょう。毎年10月には食器の受注販売会(10%〜30%OFF)もあるのでお見逃しなく。

 2階の奥には日本人スタッフがいる「カスタマーサービス」があり、その隣にお土産コーナーがあります。
 根強い人気のPEWTER が今なら20%OFF。3個入りMango Puddingは2箱買うと1箱FREE。Singapore Expressのバッグも1つ買うと1つFREE。そして最近人気のお土産としては、スパイス(チリ、カレーなどのパウダー)が各$5。インスタントのフカヒレ、アワビスープは各$4.50。レトルトタイプは$26。思わず「こんなの欲しかった」とうなってしまう、海南チキンライスのごはんの素が$5。スパイスの使い方に慣れないお客様は、地下2階STRAITS SHOPへ。
73歳のシェフ、Mr.Jolly Weeが買い手の希望するスパイスを使って毎日デモンストレーションを繰り広げます。スパイスは買ったけど使い方がわからず台所の片隅に追いやった経験、あるはずです。そんなあなたにその場で料理法を実演してくれてレシピまでくれるという、お土産だけではもったいない、夕飯のメニューに困ったら足を運ぶべし!ですね。

 その他、地下2階には食料品店が軒を連ねており、行くたびに何を食べようか迷ってしまいます。2〜3週間ごとにテーマをもって開催されるフェアーなど楽しいプロモーションもありますので、広告をチェックしてお出かけください。
● WAYシンガポール校 宮下直己校長
   通うならインター?  日本人学校?
日本では教育制度の改革が行なわれ、土曜日が休みになり、教科書の内容が30%削減され、学校で教える科目の時間数も少なくなります。 
 学力低下への不安と子供にしっかりした力をつけさせたいという親の願いがこうした教育方針に危機感を募らせる要因となっています。
 この教育改革は10年前に考えられましたが、時代はすっかり変わってしまっています。
 まだ子供の数が多かった10年前は知識を詰め込まねば入学試験の競争に勝てませんでした。しかし、今は子供の数が少なくなったばかりか、学力低下も問題となり、同時に学力格差も広がっています。 さらに多少名のある高校や大学に入れたからといって、それだけでは切り札にはならない時代になっています。
教育は個別化しています。

 そんな教育状況のなか、シンガポールで学ぶ心構えをでインターナショナルスクール系の学校を選んだ場合を例にあげ説明します。
 ここでは英語を教育言語とした学校を総称してインターとします。

 インターは英語を勉強しに行くところではなく、歴史や数学などの科目を英語を使って学ぶところです。UWC(United World Colleges)を卒業したある生徒から「UWCでは勉強の仕
方を習った」と聞いたことがあります。こう言い切れる生徒はインターに行った価値を体得
したといえるでしょう。インターの環境が与えるインパクトは多くあり、思考の変化も生ま
れます。自分で考えることを強いられる環境に入れば、自分で考え努力するしかないからで
す。インターに入り、自己を成長させている生徒はたくさんいます。
 低学年でインターに入学した生徒は英語に慣れるのが比較的早いと思います。しかし日本の教育を長く受けた生徒が、インターに入る場合は話が別です。インターの教育方針や英語環境での勉強に苦闘を強いられます。生徒にもよりますが、6ヵ月ぐらいは授業について行くのがやっとではないでしょうか。ただがんばるしかない時期です。
 しかしその期間を抜けると、生徒たちに笑顔が見られるようになってきます。インターで、やっていけるという自信が出てくるからでしょう。そしてこの困難が生徒たちの成長機会となっていくのです。
 さらに国際的な教育資格を取るためのIBデイプロマ・コースに挑戦する生徒は、より大きな困難を自分に課しています。高校の勉強は学問性が高く、その努力は将来必ず報われます。
 インターに通う人にアドバイスをさせてもらえるとしたら、日本語の学習についてです。英語だけの環境になりますから日本語の学習は怠りがちです。
 日本の中学、高校に戻る場合にも、避けて通れないのが日本語の問題です。日本の大学を選ぶ場合は小論文が課せられます。小論文は、単なる作文とは違い、日本語を論理的に駆使する能力が要求されます。日本の大学を選ぶ場合、大学でのレポートの訓練としても一定期間、何をどのように書くのかという訓練をした方が良いと思います。
● 朝日新聞インターナショナル
   朝刊を朝読む 当たり前のようですが…
日本の新聞の記事をそのままデータで送り、海外で印刷・発行する朝日新聞。国際衛星版は1986年にロンドンで初めて発行され、ここシンガポールでも1990年10月1日に発行が始まりました。 国際衛星版が発行される以前は前日の朝刊と前々日の夕刊がお昼過ぎに届けられていたわけですから時代は変わったものです。
 現在、朝日新聞国際衛星版はロンドン、ニューヨーク、シンガポール、香港で印刷・発行されています。シンガポールで印刷されている東南アジア版はシンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ブルネイ、ラオス、ネパールの10カ国に送られ、ほとんどの地域で即日配達されています。
 日本からの記事データは東京版の最終13版が当地の深夜11時ごろから送信されます。シンガポールでほとんどの新聞を発行・印刷しているSPH社でそのデータを受信し、現地での広告を組み入れて印刷に回し、午前1〜2時ごろには印刷が終了して配送されます。

 朝日新聞国際衛星版の特徴は日本で見られる朝刊とほぼ同じ内容を朝一番で読むことができることです。また週2回の現地情報ページ「まるまっ」と週1回の東南アジア情報ページ「インターナショナルスクエア」、週1回のNHKワールドプレミアムの番組表など現地編集ページも多く持っています。

 最近では毎月掲載されている「プレゼントコーナー」と月に1回の日本人会情報が人気です。また現地のレストランや旅行代理店などの広告も重要な情報源となっています。
 国際衛星版の配達、集金業務を行っているのはOCS社。ここでは日本経済新聞国際版や日本からの一般紙、スポーツ新聞、週刊誌などを取り扱っています。

 朝日新聞国際衛星版を購読すると週刊朝日、AERAの併読が割引になる特典もあります。

このサイトの無断転載等を禁じます。copyright 2001-20030 Asia Business Network
免責事項について // サイトに対するお問い合わせ:arcins@singnet.com.sg