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今月の  紀行

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第78回 (2007年 2月)

タスマニア 編

行く手に続く一本道。空と大地に包まれたドライブで地球の大きさを体感!
州土の約
4分の1を国立公園が占める壮大な自然を誇るタスマニアで、
ユニークな動物と出合い、ココロとカラダが蘇生する旅へ。



オーストラリアの穴場

手付かずの大自然が残された海、山、森、川、そして独特の生態系によるユニークな動物たち。北海道の約8割の大きさのタスマニア島には、世界遺産がいくつもあります。この島の魅力は、主要都市にはない素朴さと安らぎです。 シンガポールからはメルボルンもしくはシドニー経由で約半日の移動。空港でレンタカーを借りて、いざ、タスマニア島一周の旅へ出かけましょう!

旅の基点、州都ホバートは『魔女の宅急便』の町

 オーストラリアには、宮崎駿監督がインスピレーションを受けた場所が多数あるといいます。ホバートもそのひとつ。『魔女の宅急便』で主人公キキがホウキに乗って上から見下ろした海と時計台のある町のモデルではないかといわれています。実はホバートはシドニーに次いで、オーストラリアで2番目に古い町。ヨーロッパ調の古い家並みが残り、落ち着いたたたずまいです。
 ちなみにホバートから車で約1時間半のロスという町には、キキが働くパン屋さんのモデル「ロス・ベーカリー・イン」があります。お店でエプロンを借りて記念撮影する人も多いとか。

ラベンダー・ファームやワイナリーに立ち寄ろう

 タスマニア北東部には有名なブリッジストゥ・ラベンダー農場があります。12月下旬〜1月下旬に見ごろを迎え、一面見渡す限り紫色の花畑が続きます。その中にたたずむと、ラベンダーの香りが体を包み、なんとも幸福な気分。アロマグッズやコスメも買うことができます。
 ワイン好きにはたまらないワイナリーも各地に点在。タスマニアはブドウ作りに適した気候で、上質なワインが仕上がるそうです。ワインを片手に、広大なブドウ畑を眺める休日は最高!

自然と対話するブッシュ・ウォーキング

 世界遺産に登録されている山岳地帯にセント・クレア湖国立公園があります。その象徴がクレイドル山。その名の通り、揺りかごのような変わった形をしています。写真を撮るのが趣味なら、湖越しのアングルからクレイドル山を撮影してみて。最高の一枚が撮れるはず。
 公園内を何日もかけて散策をする人もいます。雄大な自然のなかブッシュ・ウォークをしたり、カヤックをしたり。自然と、そして自分と対話する時間を楽しみたいですね。

食の宝庫タスマニア 海岸で天然カキを食す!

 ホバートは、ほかの都市に比べて安く語学学校に通えるという理由でホームステイをする学生も多数。その暮らしで彼らを喜ばせているのが食事。ロブスターをはじめ、さまざまな魚介が獲れ、フィッシュマーケットへ行くと新鮮な魚が手に入るのです。日本人の学生は自分で買ってきた魚を刺身にしたり、鍋にすることも。海岸へ行って岩に張り付いてる天然のカキを自分で金槌で割って食すなんてこともあるそうです。
また、タスマニア・ビーフやラムを楽しめるレストランも多く、食ツウも大満足の地です。

動物たちの素顔に思わずクスリ

 オーストラリア本土同様、タスマニアにも変わった動物たちがたくさん住んでいます。ホバートにある「ボノロング野生動物園」は親とはぐれたり、けがをした動物を保護し、野生に戻す活動をしています。映画『タスマニア物語』のCMで一躍有名になったウォンバットをはじめ、タスマニアン・デビルやカンガルー、ワラビーなどに出合えます。足をダランと伸ばしたコアラの姿は思わず笑いを誘います。コアラって意外と足が長かったんですね。
 このほか、ブルニー・アイランドに住む野生のペンギンもかわいいそうですよ。どこまで走っても何もない!?

地球の大きさを体感するドライブ

  タスマニア島を車で一周する旅。B&Bと呼ばれるオーストラリアスタイルの宿(日本で言う民宿的な感じの宿)に泊まりながら巡る7日間程のプランを立てましょう。運転は道が広く、車も少ないので、国際免許さえ持っていけば心配なし。でも、カンガルーを轢かないように気を付けて!
 どこまで走っても町もなければ、ドライブインもない。人っこ一人いない一本道をガソリンを気にしながら走り続けるドライブ。少し不安な一方、その雄大な景色に鼓動が高鳴り、大地に心癒やされる旅になりそうです。


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JTB高島屋トラベルサロン
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